P.T.A会員で本当によかった。

2018年2月15日

Perfumeとあなたホールトゥワー』

行ってきました。2018年のPerfume初めです。

今回のLIVEは、なんと言ってもファンクラブ会員、つまりP.T.A会員のみが参加できるものとなっておりまして。ファンクラブ限定LIVEは、なんと8年ぶり。8年前のライブタイトルは「パッと楽しく遊ぼうの会」でした。

はじめて行ったLIVEがこの「パッと楽しく遊ぼうの会」でした。場所はZepp Tokyo。当時、高校2年生で、普段は鹿児島で寮生活しており、実家は兵庫県。その時、たまたま春休みで、大学受験の為に長期の休みは東京の予備校に通うことになっていて、その下見の為に東京に行く予定がありました。その一方で、love the worldDream Fighterで完全にPerfumeにハマってしまい、ファンクラブに勢いのまま入っていたのです。そして、たまたま見かけたファンクラブ限定のLIVE。そして、さらにその日に東京にいることが分かっていたので、まさか当たらないだろうと思い、申し込み。結果、当選。

東京にビビリながら、ライブハウスという空間にもビビリながら、初めてのPerfumeにも若干緊張しながら参加したLIVE。すごく近くで3人を観て、「ナチュラルに恋して」に完全KOされました。(思えば、あの時から一度もLIVEで聴いてないような…)MC中に「初めてきた人ー?」と聞かれ、「周りに詳しい人いっぱいおるけん、分からんことあったらききんさいね」と言われたり、終盤には隣の人と肩を組む流れもあったような気がする。

とにかく「一体感」があった。

それから8年。

今回の『Perfumeとあなたホールトゥワー』。

会場はZepp Tokyoから幕張メッセへと変わった。

規模だけで言うなら、数倍。それに回数だって、幕張は3ステージだ。

8年という月日の大きさは分かりやすく形となって表れている。すごいなあ。こんなにもファンいるのかよ…(今までで一番遠かった…泣)

今回のホールトゥワーが2/14.15の開催されたのは、Perfumeの持つチョコレイト・ディスコというキラーチューンとバレンタインデーの相性のよさ、そして2/15があ~ちゃんの誕生日だったからだろう。この二日間にLIVEやるよな、そりゃ。最近気付いたけど、あ〜ちゃん、前よりもトークの尺がキュッとしてる。トークの技術、アーティスト随一だと思う。

今回のLIVEの終盤で、「こんなセットリストのLIVEもう二度としないだろうから、こんなことがあったよ~。こんな話があったんだよ~って言っていいからね」と話すあ~ちゃん。いつからか、PerfumeのLIVEに関しては、ネタバレが一切禁止になった。禁止と文字にすると、とてもお堅いネガティブな印象になるのだけれど、実際は、

あ~ちゃん「まだLIVEは続いてて、これからLIVEに来る人らはきっと楽しみにしとるし、驚かせたいけん、その人らのために演出とかどんな曲やったかはあれに(手振りつけながら)書かないであげてほしいの」

方言ってやっぱりすごい力があると思う。『アメトーーク』で「きつそうなことでも方言で中和される」と大悟がノブのツッコミについて解説していたが、まさしくその通り。言い方に一切のとげとげしさもいやらしさも説教臭さもない。その結果、LIVE後の感想を調べてみても、いつもネタバレをしないように配慮されたやさしい感想たちが「#prfm」にあふれている。正直言ったら、セットリストをだれも書いてない状態なら、書いたらいいね貰えるかもしれないじゃないですか。セトリ気になって仕方ない人もいるだろうから。でも、その承認欲求よりもPerfumeの3人、そして他のファンへの配慮からそれを誰もしない。このPerfumeとファンの関係性、尊いなって思うんですよ。で、今回も2/14と2/15の昼・夜とありましたが、夜公演であ~ちゃんがさっきのように言うまではだれもセトリを言うことなく、オッケーが出た途端それぞれが感想を言い合う。今回はしかもP.T.A会員限定だったわけですよ。本当に、尊いなと。

今回のLIVE、入場の際に、チケットと、P.T.A会員証と、顔写真付きの身分証のチェックがあるという徹底ぶりだったんですよ。これも、「ネタバレ厳禁」同様文字にすると、結構きつめの印象ですし、ここは3人が何か言及するということもなかったのですが、これはやっぱり、P.T.A会員とPerfumeだけでのLIVEを実現するためにやらなくてはいけなかったことだと思いますし、そのために嫌われ役を買った「おとなたち」(あ〜ちゃん曰く)の本気のチェックは結構うれしかったんですよね。あの時の幕張メッセイベントホール内って純粋な一つの共同体のような感じで、それを作り出したのは3人とファンの信頼関係だったのだと思います。

P.T.A会員限定と聞いたときは、いつものように友達を連れて行ったりできないしP.T.Aに入っている友人もいないので、ぼっち参戦辛いなって思ってたんですけど、いざ行ってみたら、結構そんな人が多くて自分の前後左右みんな一人でした。で、気づいたんです。より連帯感が生まれ、ひとりだったのにむしろ少しはしゃぎやすかったような。

そうか、だからこそ「Perfumeとあなた」なんだな。

初めての一人で行ったLIVEを思い出しました。ひとりでLIVEに行ったときって前を見るしかないんですよね。前というかステージというか。Perfumeを見るしかないのです。なんか、こう、うまく言えないのだけど、それがとてもLIVEの熱を高めていたような気がするんだよなあ。本当に、PerfumeとP.T.Aだけの会話のみで成立していたように思えて。

だからこそ、P.T.Aが選んだLIVEで聴きたい曲ランキングトップ10をセットリストに出来たんだと思うし、10位から1位へと披露したんだと思う。普段なら最後に歌うやつ、真ん中で歌ったりとか。絶対的な信頼。(Puppy love聴きたかった…)

セットリスト観ても、テレビで披露したことない曲が多く、マニアックなセレクション。(初めてLIVEに参加した人、意外とおったけどw)

個人的に、MY COLORが最高で、その後のPerfumeでLIVE終わっちゃうんじゃないかと思うほどテンション上がってしまいました。

にしても、お互いに理解し、信頼し、愛してるからこそのLIVEだったと思う。何度も言うけど、その為にP.T.A.だけにこだわったスタッフさん含めて本当に感謝です。

そして、その空間の中に居られたのはP.T.Aに入ったからで、本当にPerfumeを好きでよかった。

Perfume好きであることを誰かに話すと、よく聞かれることが2つある。

・「誰推しなの?」

・「何がいいの?何で好きなの?」

1つ目に関しては、最近は「3人がいいんですよね」と言ってる。まあ、もともとのっちから入ったんだけど、今やそんな感じでもないから。この質問、真っ先に聞かれるなあ。そろそろめんどくさい。。。

1つ目はまあ別にいいんですけど、2つ目に関して、ずっと悩んでたんですよ。正直言って、答えに困ってた。

「音楽が好きだ」と言っても別にテクノが好きだったわけでもない。「ダンスもすごいし」と言ってもダンスに精通してるわけでもない。最近だとMIKIKO先生やライゾマの活躍によって「最新のエンタメだから」みたいに言うことが多くなったけど、MIKIKO先生やライゾマをテレビで見るのも、どこかでPerfumeについての話が出るのでは?と思うからだ。

「説明できることと、好きなことは違う」と言うのは、『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』での台詞だったか。確かにそう思う。なんだけど、やっぱり「どこを好きなの?」と聞かれるとなにか答えたいじゃないか。

でも、昨日なんか突然答えがでた。

Perfumeを好きなのは、楽しいから。

すごくバカっぽいんだけど、結局それだけのことだった。

楽曲も、振り付けも、最先端な演出も、やっぱり楽しいから好きなんだし、昨日のライブで思ったのは、3人が話してるのを見てるだけでも楽しい。飽きがこないし、ワクワクできるし、楽しい。好きでいることが楽しい。それは結局のところ、あの3人だから、というところになる。だからこそ、他の人に説明なんて出来ないな、と思う。

それだけなんだ、と思った。

でも、そのシンプルな答えが真理だと思った。

好きだから楽しいし、楽しいから好き。

 

 

本当にP.T.A会員でよかった。

まさか8年もファンでいるとは思わなかったな。あと、何年続くのかな。

「ずっと大好きじゃなくてもいい。最近ちょっと熱下がってたけど、また上がっちゃいました!でも全然良いからね」なんて言われるとさ、辞められないよなあ。

 

 

海浜幕張駅まで早歩きで向かう人々の中で、ひとりそんなことを考えていた。

 

(the best thingとedgeがワンツーとは予想だにしてなかった。まだまだだなー。俺、ジェニーはご機嫌ななめ に投票してた気がするよ。
無限未来ののっちのワンフレーズ目がめちゃくちゃカッコよかったし、Hurly Burlyのかしゆかもすごくよかった。)